デザインのひきだし

以前はTBSのがっちりマンデーという番組を良く見ていた。しかし、ここ最近、55分後に放送されるNHKのサキどりを見ている。とても面白い。
先日、7月22日の回で、五島列島小値賀町が特集されていた。特に興味を引かれたのは、晋弘舎印刷の活版印刷超アナログでDTPの対極だからかもしれないが、活版を後世に残そうとする四代目の姿勢と、五島列島からの発信とが重なり、とにかくとても良かった。


ネットでいろいろ調べれば、晋弘舎印刷の事が出は出るわ。超有名なのね。たまたま取り上げられたとかいうレベルでは無かった。そして、晋弘舎印刷の活版について調べている途中で見つけたのが、グラフィック社の「デザインのひきだし」。デザインのひきだしNo.10に、晋弘舎印刷が載っているのが、運命の糸だった。


デザインのひきだし〈10〉特集 凸版・活版印刷でいくのだ!

デザインのひきだし〈10〉特集 凸版・活版印刷でいくのだ!


この、平日開店ミシマガジンの対談。第13回〜15回。


第13回 『デザインのひきだし』グラフィック社・津田淳子さん(1)ー『白夜行』からすべてがはじまったー

第14回 『デザインのひきだし』グラフィック社・津田淳子さん(2)ー「実はひとり編集部なんです」ー

第15回 『デザインのひきだし』グラフィック社・津田淳子さん(3)ー世界中の印刷加工をスパイせよー


出会うべくして出会ったのかもしれないが、その出会いには運命的なものを感じ、久しぶりに痺れた。

自分の発想したデザインを、いかに効果的に印刷/加工表現するか。そんなデザイナーに必須な印刷・紙・加工などの技術情報をわかりやすく紹介する『デザインのひきだし』。

今抱えている、仕事でどーしたらいいのかわかない問題について、そこにクリティカルパスがあったからだ。私と同じような感覚の人がいて、同じような問題を、自分で編集して、書籍にまとめている。素晴らしい。そしてとても有り難い。


現在、デザインのひきだしはNo.16まで出ている。私の性格から考えて、No.1からそろえたい衝動を押さえるとは困難だった。流石に大人買いはしなかったものの、本日、晋弘舎印刷が載っているNo.10を筆頭に4冊ほど注文した。今から届くのが楽しみだ。


デザインのひきだし14

デザインのひきだし14

デザインのひきだし15

デザインのひきだし15